Z1000 HEPCO&BECKER キャリア取付

セカイモンで発注して、8月末から1か月くらい待って、遂にZ1000の2003年用キャリアが到着しました! 早速取り付けようとした先週、仕事で疲労が溜まりすぎて休日に体が思う様に動かない始末でした。

世間は仕事を失った人も多いと言うのに、僕の職場は完全に人手不足。まあそれはそれとして、18時間稼働にも慣れてきた様で、今週は結構体が動くので、今のうちにやっちゃいましょう。

で、キットに付いて来たのが、この説明書ですよ。すべてドイツ語(帝国公用語)でした・・・。

基本的に部品は3つだけ。シンプルに見えますね。

  1. 左右バー :マフラーハンガーボルト、フレーム(ブラケットで固定)、フレームエンドに固定
  2. キャリア本体:1の部品にM4本で取付

でも、実は結構えぐい程バラす必要があるキットです。リヤカウルに2か所穴あけをする必要があるのです。ホールソーは地元に置いて来たので、仕方なくホールソーを買いに行くも、ホールソーってそう言えば高かったんだ(最低でも1800円くらい)・・・と言う事を思い出して、何とか指定の大きさの穴が開けられるビットを購入。木工好きだし、良かった。(498円)

で、リヤカウルの下側に穴あけするので、もちろんアッパーは全て分解

こいつのフェンダーカウルは初めてばらすのですが、前オーナーがLED用のウインカーリレーにしていたみたいです。お陰でリレーの収まりが悪く、右側カウルの締まりを悪くしていたようです。

押し込んでも大丈夫なエリアを見つけたのでここは解決。

穴あけを必要とするのはこの部分。図では小さい部品に見えますが、フェンダー下のものは全部外さないと取れません。

メーカーによって結構考え方が違うなと感じる瞬間。わざわざアクセスホールを使って分解しなくてはならない(ソケットは分割してセットする)少しだけ頭を柔らかくして対処しなくてはならない構造が多いです。

フェンダーにウインカーとライセンスランプの電源が引き込んであるので、コネクタでいったん分離する。

フロント側2本はブラケットと一体型のボルトを荷物入れに刺してナット固定。リヤ側は荷物入れ側からボルトを指して固定。因みにですが、車体側のウインカー線は左右の区別が付かないので、点灯テストをやってからカウルを組みましょう。間違えると、多分泣けると思います(苦笑)

取り合えず左右のバーを仮付けしてみる。マフラーハンガーボルトはそのまま使える。

中間固定部。曲げ板のブラケットをフレームにセットして(力技で)その後、このブラケットの穴位置を頑張って合わせます。細めのウォーターポンププライヤー等で穴に直接プライヤーの爪をかけて曲げ加工すると良いでしょう。(作業した人しかわからないかも)

何とパイプフレームの穴を固定ブラケットにしちゃおうと言う、その発想は無かった感じの最後のブラケットです。ただし、付ける向きの説明がドイツ語とモノクロ写真(ブラケットも黒なのでさっぱり方向が分からん)

なので、穴位置が合う付け方を何回か試して取り付けました。

リヤ周りはだいたい分解するので、一日ゆっくり時間が取れる時以外は作業できないですねー。

この辺りで知り合いの方に「ばらばらだねー、元に戻るの?」とご質問頂くくらいに分解済み感がハンパないです(笑)

やっと摘出したカウル。穴加工済みです。型紙が付いて来るのは親切だけど・・・結構型紙の基準となるライトの大きさはガバガバだった。「なあに、足りなきゃ穴を大きくするさ・・・」位の気持ちが持てるのが事故車両上がりバイクオーナーの余裕です。

フェンダーと、荷室に刺さるブラケットをサンドイッチして配線を通り、アッセンブリにしていきます。この時、ブラケット中央にあるプラリベットが仮止めをしてくれます。(これが無いと組付けはかなり難航するでしょう)

上手い位置に穴開けできたようです。左右のバーとM6ボルトで結合します。新品なので、ブラケットに切ってあるねじ山にも塗料が乗っています。バイクに取り付ける前に一度ボルトを慎重に刺してかみ合いを良くしておくと良いでしょう。

*微妙な位置ずれを補正しながらボルト止めするので、ねじ山を壊す要素は少なくしておくことが定石です。

リヤカウルが装着出来ました。Z1000のカウルは少ないのに組付けは知恵の輪状態。ハーフカウルのカタナやゼルビスの方が100倍楽(笑)

キャリアが付きました。ここに地元から持って来た、SHADのボックスを装着します。ボックスがあるか無いかで、日常の使い勝手は大きく変わります。苦節2年、ようやくドイツ製キャリアを取り付ける事が出来ました。

ボックスも4年以上使い込んでます。色んなバイクに付けましたボックスと、サイドバッグを常設することでかなり買い物の幅が広がると思います。

あと、会社に3D設計用のノートPC(私物)を持ち込んでいるので防水の点でかなりボックスはありがたいです。また、ロッカーにヘルメットを置くと邪魔ですが、ボックス内に保管できるので雨も安心。良かった良かった。

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