北海道ツーリング2019の記憶 3日目 函館→ニセコ→富良野
2018年は宗谷岬到達が目標のツーリングでお休みも少なく、全く余裕がありませんでした。今年は勝手が分かっているのと、最北端は目標から外しているので余裕があります。
北海道1日目は七里ヶ浜温泉(スーパー銭湯)からスタートです。お金をセーブしたい派にはおススメの休憩スポット。函館港からも近いです。
そこで寄れなかったニセコに行ってみる事にしました。今日の最初の観光目標です!もっとも昨年は完全な大雨が続く酷い状況だったので寄っても仕方なかったとも言えますが。
5号線を北上して海岸に出ます。相変わらずの超高速一般道。青森辺りから北はきっと、マイル表示になっているに違いない(笑)油断してるとファミリーカーにオーバーテイクされちゃいますよ。
海沿いをひたすら北上します。今年は何といっても雨が降っていないので最高。
あ、あれ・・・?降って来てる?気のせいだ・・今年は降らないはず
蘭越町と 目名の間で雨が無視できなくなりました。このままでは持参した着替えやら何やら全て水没してしまう!また雨か・・・!とうんざりしつつも昨年よりはマシ。対策します。内側の荷物を少し強めのビニールのゴミ袋で防水。20年前のサイドバッグは、内側に防水コートしてあり、浸水が殆どなかったのですが、今はコスト重視なのか外側にカバーを被せるのが一般的。
でもね、あれ飛んで行くんです(笑)あと、タイヤが巻き上げた内側からの水で水没。
ここから5kも走らないうちに蘭越町では雨が完全に上がり、ガソリンスタンドの店長さんからこの辺りの情報を教えてもらいました。目名峠のあたりは天候が変わりやすく水田耕作に向かない為、酪農がメインだそうです。そういえば牧場が沢山ありました。蘭越の方は米どころだそうです。
ニセコ行くなら展望の良いパノラマラインを通る事を奨めて頂いたので、蘭越町から岩内の方へ通じる岩内蘭越線へ。
地図で見ると途中に温泉があるようですが、残念ながら営業していませんでした。
広く、長ーく続く峠道。結構スピードが乗る事と、ツーリング荷物が満載な事、よく考えてコーナーに進入しないと曲がれなくなりますよ。
およそ本土で見ないだろう、この光景。しばらく滞在してパノラマラインでのライディングを練習したくなるなあ。
パノラマラインの峠道は走り屋にとっては理想郷と言うか夢が詰まっている道なのですが、そうそう訪れられるものでもないので、価値は更に高まる訳ですな。普通にコーナリングするだけで楽しいです。
積載量がアレなので積極的にボディアクションしないと曲がりません。長距離ツーリング時のうれしいコーナーには特に注意です。いつもの軽量な状態とは乗り方が結構違ってきます。
峠の途中に神仙沼の休憩所を発見。ライダーさんもたくさんいます。日本大学の学生さんから、北海道への旅行者の傾向を分析する卒論を書いているので協力して欲しい、と言う事でアンケートに協力。面白いですね。
ここでトラブル発生ですよ
こちらでコーヒー休憩。そして、峠の下りへ。ちなみに、バイクを運転していると以下の様な心配事が浮かんで来ます。
- 荷物が飛んで行くのではないか?
- バッグの口が開いているのではないか?
- ETCの蓋閉めたっけ?
ふとサイドバッグを見ると、「開いてる!!!」
そう言えば満載のはずが何か足りない様な。すぐに戻って探さなきゃ。でも、落ち着け俺、荷物満載、下りのUターン。確実に立ちごけパターンです。
バイクを新しくすると、低速のフルロックターンの練習をしますが、そう言えば荷物満載でのトレーニングはしてなかった。安全策で少し広めの所で無事Uターンして、落とし物を探しに行ったのでした。
- フェイスタオル2枚
- ブーツカバー
がパノラマラインの道路に置き去りにされていました(笑)一応全部回収。景色と道路に圧倒されて注意力が鈍ったようです。
お昼時だったのでランチ
落とし物事件でドキドキしました。
ここの下りに「キースプリング・ニセコ」があり、ランチを頂きました。ロッジなので宿泊もできます。料理もおいしかったです!知っていれば予約していましたね。次に行った時は到着時間が確定できれば(要するにフェリー予約がOKなら)泊まります!スタッフの皆さん、すごく良い感じで親切でした。ランチののぼりが出ているので分かりやすいです。ワインディングも一旦落ち着いたあたりの下りにあるのでお試しあれ。
パノラマラインを一周して東へ向かう途中にありますよ。元々スキー客の方が客層だそうです。と言う事は、冬場に休みが沢山取れたらテリオスキッドで行くのもありか?
→そう考えていた、離職後の2020年2月。コロナが始まって行けなくなりました。でも21年は是非行きたい。
ニセコ大橋のパーキングでしばし休憩。
本日の午後の旅程はこういう計画です。ざっくり言うと、「200㎞位走って金山湖畔キャンプ場に行こうよ」
この途中のどこかで食料と酒を入手するのでございますよ。
走って走って休憩して、疲労を貯めないのが長く走るコツ
受付ぎりぎりに、かなやま湖畔キャンプ場に到着!翌朝の受付でも良いとの事なので、時間外に到着しても大丈夫ですね。風呂も道路を挟んだところにあります。
取り合えず設営して色々やってたら暗くなってました。よく考えると、テント設営は2018年に北海道に行って以来です。
山に入る前に買っておいた肉を焼きます。今日は塩コショウのみで味付け。シンプルな焼肉でしたが旨かったです。バーナーシートは芝の時だけ使ってますね。
保冷バッグを携行していますが、冷蔵庫がある訳ではないのでその日の内に食べないといけないです。食べ切れる量だけ買いましょう。
レギュラーガソリンで使えるストーブ(バーナー)です。便利ですが防風シートはもう少し何とかならなかったのか(笑)
明日のライディングへの活力に!二日酔いする訳には行かないので控えめに。でも、ここがポイントですが、
- 酒は少し余るくらい買っておく
- 日持ちするつまみも買っておく
これ、キャンプ場で飲酒運転をしない為の鉄則です。大概は飲み足りない、つまみが無い、で飲酒運転からの事故を起こしています。キャンプで飲む人は意識しておきましょう。
バイクの乗り入れが出来ると楽なんですが出来ない所もあるので割と運動します。朝までぐっすり眠れました。長距離ライディングの基本は休息です。北海道以外にいたら一年あっても走らない位の高速ワインディングとコーナリングを嗜んだ、とても充実した一日でした。
*キャンプ場ではテント設営から遠い駐車場ほど空いています。空きが無いときは遠くも探してみましょう。
夜中に少しだけ雨が降った模様。明け方には止んでました。
*本記事はみんカラに2019年に簡易版を上げたものを再編集したものです