今回はZ1000のリヤシートを張り替えてみました。難しそうに見えますが、意外と簡単な工程ですので、DIYでやれる作業ですよ。

1. 合皮　ネット販売（Amazonやヤフオク等）か、実店舗で購入するなら手芸店、若しくは100円ショップで取り扱いがある事もあります。いずれも自分のバイクのシートより大きいものを選んで下さい。
2. タッカーと針（8㎜位）：　＊6㎜タイプの短い針を使うものはバイクのシートベースに打ち込めない事があります。
3. はさみ　：カットに使います
4. 内装剥がし（金属）か、無ければマイナスドライバー　：元のシートカバーを止めているタッカー針を引き起こすのに使います
5. ラジオペンチ等　：起こした針を引き抜くのに使います。

揃えたらやってみましょう！

まずはシートをバイクから取り外してロック金具とベルトを取り外します。

Z1000　03年式のリヤシート裏側はこんな感じ（ロック金具取り外し済み）

次は内装剥がしで古いシートのタッカー針を引き起こします。マグネットを持っていたらくっつけてまとめておくと良いです。

革が外れるとシートのベースとスポンジが出て来ます。水が染みているとカビている事もあります。

ここからが組み立てです。まずは片側を止めます。革はシートよりも大きく取っておきます。引っ張る場所を確保する為です。

テンションを掛けてまずは中央を止めます。

中央の右、次は左と放射状に均等に張られるようにテンションを掛けて止めて行きます。

全体的に固定が進んで、たるみのある所が出てきたら一度針を抜いて再度引っ張る様な事もあります。

座面にしわが無い様にして行きましょう。

因みにタッカーはこのサイズ（8㎜以上の針が打てるタイプ）がお勧めです。

完成です。ベルトや金具を元に戻して車体に取り付けます。革を縫製できるミシンがある方はベルトも同じ色で作製されると良いかと思います。

僕はそのうち挑戦したいと思います。慣れると1時間半位で出来ます。ビッグスクーターで有名な車種等の場合は貼り替え用の専用の革がかなり安く出ていますので、そちらを購入した方が安く、良く仕上がるでしょう。

あまりお金や設備も必要とせずにイメージを大きく変える事が出来ますので、トライしてみてはいかがでしょうか？

一応動画にもしてみました。