シート納品とバッテリー上がり
前回仕上げた、SR400の柔らか加工済みシート。職場の人のなので話を聞いたら「土曜の朝からツーリングに行きたいな・・・」との事なので、急遽金曜の仕事上がりにデリバリーする事になりました。
アパートにロードスターを停め、シートを取り出すとなんか、駐車場で2台の車がブースターケーブルを繋いでいる。しかし中々うまく行っていない模様。
そのうちに本人が部屋からご登場したのでシートを引き渡すと、「ちょっと見てやって」との事で。久しぶりに路上救援となりました。
ご夫婦の奥さんのお車がバッテリー上がりを起こしたそうです。ルームランプを2日くらい点けっぱなしだったそうで。ブースターケーブルを繋いだけどかからない・・・との事でした。
取り敢えず、逆接続してないか?をチェック。
⇒救援車側はプラスマイナス共にOK
⇒バッテリー上がり車側はプラスだけ繋いである?マイナスは・・・・無い?・・・右のサスタワーにつないでありました。ここです。
ギリギリアースが取れなくもないですが、ジャンプスタートの時はバッテリー同士の端子を繋がないとですね。
これで救援車側の回転を上げてもらって、奥さんの車の方はセルを回してスタート出来ました。
「良かったですねー、しばらくエンジンかけておいて、明日ライトを使わない昼間に1時間以上走ると良いですよ」みたいな事を言って別れました。
ガソリンスタンドの店員をやっていれば、バッテリー交換をお買い上げ頂くところなのですが、この程度であれば普通に復活する事の方が多いです。
…てな感じで、ここまでが金曜の夜の出来事
『シートも引き渡したし、一仕事終わったなー』と言う事で次の日。僕のZ1000のフォークシール交換を行う事にしました。と言う事で下の写真のような状況でがっつり店を広げていると・・・
SR400のライダーさんから電話が入りました。一瞬事故かな?とドキドキしましたが、「バッテリーが上がってしまってエンジンがかからない」との事。
昨晩も同じことがあったような・・・・あの人の周りはバッテリーが上がる空間でもあるのだろうか?
「それに、あれ?SRってキック始動じゃなかったっけ?」(あまりよく知らない)だがキックしても始動できないとの事。インジケーター類も点灯しない程度の弱り方の様です。
取り敢えずは距離も20㎞位なので充電器その他工具をテリオスキッドに積んで出発。到着したのはSR400ライダーさんのお友達の家。
経緯を聞くと、キーをオフにしないまま話し込んでいたら15分くらいで上がってしまったとの事。
シートを空けると「原付スクーターかな?」って言うくらいの小さいバッテリーがありました。
そして、
「端子が露出してない」
これではジャンプスタートも困っちゃいますね。バッテリーからリレーを介して電源を取るようにETCの電源配線が組んであったので絶縁テープを剥がしてここに接続し、何とか再始動しました。
何と面倒な構造なんだ・・・
後々調べると、2000年に入ってから生産されたSRは全てバッテリーが上がるとキックだけでは始動できない回路構成なんだそうです。だったらバッテリーの端子が露出タイプに安全上出来ないとしても、なんか始動用の配線を用意しておくとかそれくらいは設計しても良いような気がします・・・
バッテリーはYUASAのGT4B-5でした。
エンジン始動後、
1.絶対にエンジンを切らない
2.2000回転以上は保つ(回転低いと発電しない)SRの発電開始回転数は知らないけど常用より高い回転数ならOKだろう
3.強制で1時間以上ツーリングして来てください(笑)
って感じでアドバイスしてツーリング後帰宅したそうです。到着後に再始動は出来たと言う事ですが、バッテリー業界にとって良いお客さんでして・・・心配なので新品バッテリーをお買い上げしたいとの事でした。
バッテリーは1Hだけの走行で90%に復活しており、補充電でFULLになりました。まだまだ使えますが、バッテリーを予備のお守りで持っておくそうです。
で、家に帰って来た訳ですよ。そして、まあこんな感じなのですがね(笑)
やらなきゃ片付けられないじゃないか・・・・
気を取り直してフォークシールの交換の続きを実施するのでした。結局半日以上SR400救援で出ていたので、割と終わったのは夜でした。詳細は後程