ラジコン船趣味に全振り
子供の頃に川べりの家で育った。と言う事で周りのおじいさんの川船や自作ボートにすごく興味があり、載せてもらったりしていた。ただ、子供の頃は大した技術や道具がある訳でもないし、板を切って船の形に組み合わせて浮かべては、遠くに流されて回収不能になって大泣きする・・・と言う日々を繰り返していた。
物置にあった木材を切って適当に船っぽくしていた。沈み過ぎて木材を足したり、割り箸で帆の骨を作ったりして初めて帆を作ったのが運の尽き、風に吹かれて回収不能・・・太平洋まで行ったかも
作った時、舵の概念は無かった(笑)
小学校も高学年くらいになるとニチモの30cmシリーズにハマり、何隻か買って組み立てて遊んでいた。
- モーターが組み込めて走れる事
- 舵をセットしておけば元の位置に戻って来てくれる事
が嬉しくて良く遊んでいた。冬に沈んでしまったものを夏に潜って回収する、なんて事もした。でもやはり自分の思い通りに動かせて、実家の桟橋(と言うか洗濯場)まで戻って来れる、ラジコンが欲しかった。
ただ80年代当時のラジコンボートは経済力のあるおじさんか、スネ夫の趣味。諦めてから35年以上の時が流れていたのでした。
「ラジコンの船って今なら買えそう」ふと検索すると5000円位で売ってる。そしてラジコンの電波も27Mhzとかの周波数じゃなくて2.4GHzのWIFIになっている。買ってから即カスタムした。35年前と違って3Dプリンタも設計技術も身に付いているので楽しかった。
- ロール対策のビルジキール
- 転覆時に浮力になるドラム缶(中空)
- 信号灯(LED)右:緑 左:赤
- 各部塗装し直し(30年近く経過したプラカラーを溶剤で溶かしつつ塗装してみた)
楽しくなってもう一隻増やしたところで、「電池切れの船を回収出来たら面白いかも」と考えた。やすっちい作りだが、こう言うのは急を要するものである。船を貸したお子様が夢中になって操縦していたら池の真ん中あたりで電池切れとなったのだ。
ローバッテリー警告はあるけど、楽しくて夢中になっていると気付かないんだな、これが。
3Dプリントしている余裕は無く、現地製作とした。泣きそうになってるお子様も船が無事回収出来てニッコリ。以外に侮れない性能で、60cm級の自作エアボートも押す事が出来た。
LED工作は車のカスタムの時に良くやっていたが、応用できる。CRDや電圧の制限の仕方も元の電圧が変わるだけで特に問題なくやれた。LEDも電球色と言うカテゴリーのものがあるので、レトロなタグボートにはこの方がしっくり来る。
2隻に増えたの図。商品名は「タグボート686」お手軽価格・組立簡単・良く走る、とカスタムベースに持って来い。
そんな事をやっていると、フルオリジナルの船体を作りたくなるもの。スクリュー式は結構難しそうだったのでビルダーレベル1の僕にはまだ荷が重い。防水関係の考慮があまり必要ないエアボートを作ってみた。
ラジコンを作りたいな、と2年前に買っておいた受信機とプロポのチャンネルが割とあったのでパトライトも付けてみた。*この形では船のレスキューに向かないのだが、テストするまで気付かなかった
右下はオリジナルのダクテッドファン+一番安いブラシレスモーター式。見た目は良いがあまり出力が上がらずお蔵入りとなった。左下は市販のジェット機用のダクテッドファンに合わせたモーターマウント。
この方式を採用しての再進水式となった。
このファンにしてからスムーズに動けるようになった。もしかしたらファンの形をそのまま真似してモーターも同スペックのものにすれば同じような速度は出せるかも。
次回以降では、
①え、3Dプリントって防水性無いの?!
②ラジコン配線でやってはいけないコネクタ
等をお送りします。