NA8 スーパーチャージャー上流式スロットル製作

経緯

一応の配管が完了したので指導テストを行ったところ、スコープドッグのローラーダッシュ音の5倍はうるさいM45スーパーチャージャーのうなりを常時聞くことが出来た。

これでは一般社会に溶け込むドリ車になれない。レスポンスだけ言えばサージタンク前にスロットルがあるのが正しいのだが、上流式にすると

 スロットルが閉じている間:スーパーチャージャーへの経路を遮断し同時に遮音する

 スロットルが開いている間:全開でうなる。爆音マフラーよりも危険な音

と言う効果がある。ジャクソンレーシングのS/Cキットは上流式がデフォルトだ。(純正スロットルを取り外してS/C前に配置、純正位置にはダミースロットルが配置される)

今回はイギリスから取り寄せた安価なキットになるので、最低限のブラケットと配管しかついてない。仕方なく上流式スロットルへの変更を行う事とした。

購入品

  1. NA8純正スロットル(ジャンク) スロポジセンサー、バイパスバルブ等保証なし(開閉だけすれば良い)
  2. アルミ板2㎜(3㎜の方が良かったかも)
  3. 63㎜アルミインタークーラー用汎用配管(これを切り刻んでパイピングを作っている)
  4. 銀ロウ(63φパイプのロウ付け用)+アルミ用フラックス
  5. 耐火煉瓦
  6. 真鍮丸パイプ(スロットルのタイコ用)
  7. Z1000 2003年式の150㎜ロングスロットルケーブル(ワイヤー破損品)
  8. φ2のステンレスワイヤー

ロウ付けの方法

  1. 仮付け 今回はレンガをパイプの上に載せた
  2. ロウ付け部分にフラックスを塗る
  3. バーナー(イワタニR200)で板とパイプを両方あぶる。フラックスが蒸発して液体になるくらいのタイミングまで
  4. 銀ロウをフラックスの際液体化したところに追加(直接火に当てないと言う説明もあるが、当ててもOKだった)
  5. フラックスを施工した部分までロウを流したらペンチで掴んでお湯で洗う(ロウ付け部分を真鍮ブラシでこすり洗い)
  6. ドライヤーで乾燥
  7. 以後はロウ付けの終わっていない部分を2から繰り返し

こんな感じでロウ付けは完了。後は液体ガスケットを塗って閉じるだけ。

注意点:細かい部分の工作用に持っていたポケットバーナーでは完全に熱量不足で一切アルミが溶けなかった(何分やってもダメ)

アルミ以外のロウ付け

アルミのロウ付けは3本で900円の銀ロウを使わなくてはならないが、ステンや鉄であれば300円位のフラックスと電子工作用はんだでもかなり強力にロウ付けが出来る。

*この時はバーナーは新富士のポケットバーナーでもoK

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