Z1000 2003 フォークシール交換①

平日休みの仕事ではないので、基本的に車検だけはお店に任せてます(通すだけ)、自分の手持ち工具だけではどうにもならない状況も発生したりしますし、仕事で疲れ果てている時期等も頼れますのでなじみの店を持っておく事は結構大事です。

Z1000みたいなセンタースタンドが無い、整備性の悪いバイクはリヤスタンドとフロントスタンドが無いと足回りの整備がどうにもなりません。いわゆるスポーツ系のバイクは結構センタースタンドが無いものが多いですね。僕的にはあれ、神装備だと思います。

センタースタンドがある事で回避できる出費・リスク

  1. フロントスタンド:10000円以内(アマゾン品、ちょっと安っぽい)
  2. リヤスタンド:15000円以内 J-TRIPのものです
  3. 上げるとき リヤスタンド⇒フロントスタンドの手順を守らないと転倒しかねない
  4. 下げるとき フロントスタンド 矢印 リヤスタンドの手順を守らないと転倒しかねない

ずっとセンタースタンド付きのバイクに乗って来たので、重量級の1100でもあんまり足回りの整備で困らなかったので、甘やかされて育ちました

  1. フロントフォークのトップナット(一番大きいやつ)32㎜を緩めておく(スタンドを掛ける前の安定した状態でやる。かなりのトルクで締まっている)
  2. アクスルも同じようにスタンド掛ける前に緩める
  3. リヤスタンドを掛ける。
  4. フロントスタンドを掛ける。(順番は厳守)
  5. カウル・ライト・ブレーキ(外したら針金で釣っておく)外す。
  6. アクスルを外し、タイヤホイールを外す
  7. フォークのインナーチューブをメンテナンスする。点錆が出ているままでシールを打ち換えてもまた漏れるので一緒。出ている点錆は1000番で削ってコンパウンドで仕上げる。
  8. 手触りでインナーチューブの駆動部の点錆痕を点検、凹んでいる所にはジェル状の瞬間接着剤で凹みを埋める。硬化後に再度削って面を出す
  9. ようやくフォークが外せる・・・・

と、明日台風が来るとみんなが戦々恐々としている時に、「台風が来るまでが勝負」とばかりにインナーチューブを磨いていると、アパートのお隣のご家族のお嬢さん(保育園)とお母さんがご来場(笑)

トンボを捕まえたけど触れないので虫かごに入れてもらえないかとの事。とにかく来て!とお嬢に手を引っ張られるので、懸命に虫取り網にしがみつく塩辛トンボを優しく捕獲して虫かごに収監(笑)

しばらく戯れておりました

作業に戻ると、お嬢が自分のおやつ(ペロペロキャンディ)とサイダーを差し入れてくれました。和んだ。今日の作業はオイルシールの到着が遅れる・・・との事で終了したのですが、ほっこりする時間でした。

まあ、オイルシールが到着しないのにフォークのOHは終わらないし、このまま台風を迎えるわけには行かない訳で。足回りを組み直してスタンドを戻し、ロープ固定して台風準備を完了したのでした。