SR400_高年式(インジェクション)のシートへ低反発素材仕込み
2022年9月4日
前回は、鉄爪シート(旧SR400 キャブ)への低反発素材仕込みカスタムを実施しました。会社の人のバイクなのですが、高年式のインジェクションだったようで、
実際にシートを装着しようとしたところ、高年式と旧式では似てる様で、致命的に形が違う事が分かりました。まず、シートのベース素材が違います
- 高年式:樹脂
- 低年式:プレス加工品
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あと、致命的に違うところは
シート固定用のブラケットの幅が全く違う、事でした。
- 高年式 120㎜ピッチ位?
- 旧式 90㎜ピッチ位?
無理やり合わす事も出来ないので、今装着しているシートを直接加工する事となりました。タッカーでのシート合皮固定は、90年代以前から普通のバイクメーカーもやっていたと思うのですが、SRは結構昔ながらのやり方(鉄爪固定)が結構続いた模様です。SRに乗ったことないので良く分かりませんが。
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ま、旧型も新型もシート加工の手順は同じで
- 皮をはがす
- 低反発クッションの厚みとウレタンの厚みを考慮しつつ、ウレタン部分を切り取る
- 低反発クッションを貼り付け、養生、接着されたら形を整える
- 皮を戻して張って行く
前回と同様に仕込みは完了。純正のウレタンよりもかなり軟らかいシートになりました。ちなみに先端部分まであんこを入れないのは、このでっぱりの部分がウレタンで成形されており、切り取ってしまうと形状が保てなくなるからです。
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純正形状より厚くなってしまう
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今週の台風をクライアントのSR400が乗り切ったら、週末に取り付け予定です。次のカスタムは・・・
- ハンドルの振動対策
- スマホ充電用ドックの取付配線
と言ったところでしょうかね。正直一度バイクを置いて行ってもらうとじっくりやれる作業なのですが、代車で出せるバイクがZ1000の2003年式しか無いので、大型取って来てください(笑)